景品表示について、あと小ネタ

こんばんは!

今日は、メーカーの裏側をよく知るマーケターである僕が製品のクレームについて説明します。よく商品についている、「史上最強」とか「痩せる」とかですね。

 

皆さんが一番気になるのは、「結局これって、どこまで信じていいの?」というところだと思います。結論から言うと、基本的に大きな会社の製品であるほど、信憑性が高まります。

 

なぜか?と思いますか?

それとも、当たり前じゃん、と思いますか?

 

どちらにせよ、理由は説明します。

まず、大きな会社の方がこのあたりに関して、すごく社内規定が厳しいんですね。

それはなぜか?

1番大きな理由は、消費者庁の注意を受けやすいから、です。

考えてもみてください。こんなに世の中に製品が溢れるこの時代、消費者庁も全ては絶対にチェックできない。そうなると、どうしても影響の大きい、売れている製品を優先的にチェックするんですね。(あくまで、推測ですが)

それは大体の場合、大企業のものになるという訳です。あと面白いのが、売れている製品だと競合他社が「あのクレーム、景品表示法的に大丈夫?」って消費者庁にチクるわけです。笑

 

嘘でしょ!?

と思うかも知れませんが、めちゃくちゃあります。笑

本当に日常茶飯事で、僕の上司も1日中消費者庁で説明したりしたこともありました。

あと、皆さんが思ってる以上に販売差し止めとかありますからね。

 

そんなリスクは大企業こそ負いたくない。だからそのへんめちゃくちゃ厳しいです。もうね、アホかと思うほど。(どのくらい厳しいかは、また別の機会に詳しく書きますね)

 

そういう訳で、基本的には同じクレームの信頼性なら大企業の方が高いし、その場合の性能も大企業の方が良いことが多いです。(あくまで僕の知る限りですよ!小さい会社でも、良い製品を出しているところは山ほどあります!)

 

まぁそんなこんなで、基本的には有名な製品買った方が、なんだかんだ皆さんのためになるのかなー、と思います。

 

ちなみに、「史上最強」とかのクレームですが、それは100%その会社・ブランド内での比較です。

日本では比較広告が許されていないので、他社製品と比べて最強、とかは絶対に言えないです。

だからもし見かけたら注意深く見てください。「*社内過去製品に比べて」とかが小さく書いています。100%です。ちょっと面白いですよ。笑